白酒と焼酒
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/06 23:55 UTC 版)
「焼酒」という言葉は唐代の唐詩に出現するが、本草綱目によれば中国の蒸留酒作りは元代から始まったとされており、唐詩の詠まれた四川省に当時蒸留酒が存在したか疑問がある、という議論がある。たとえば、篠田統は唐詩の焼酒とは燗酒のことと解釈した。しかし、南宋の『夢梁録』には「水晶紅白焼酒」という蒸留酒らしき酒が登場するなど、東南アジア経由で蒸留酒の技術が中国に入っていた可能性もあると言われ、結論は出ていない。 今日では、白酒と焼酒はどちらも蒸留酒の一般名称として使われている。
※この「白酒と焼酒」の解説は、「白酒 (中国酒)」の解説の一部です。
「白酒と焼酒」を含む「白酒 (中国酒)」の記事については、「白酒 (中国酒)」の概要を参照ください。
- 白酒と焼酒のページへのリンク