登山靴と外来種
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/11 10:14 UTC 版)
東京農工大学らによる研究チームが行った立山連峰などを有する中部山岳国立公園での調査によると、登山客のうち外来種を初めとした環境問題に対して理解をしている人は8~9割近くいたのに対し、環境を保護するために靴を清掃した人はわずか3.8%のみだったとしている。 研究チームの一人である赤坂宗光准教授によると、登山靴の靴底はスニーカーよりも凹凸が大きく、種などが挟まりやすいとの事である。実際に、前述の調査で登山客のうち27人の靴裏には本来であれば立山には生息していない、6種類の発芽可能な種が計44個確認されている。 赤坂は、登山をする前に必ず自宅で水洗いやブラシでの洗浄を行うことが大切だと話している。下山後も同様で、なるべく早く使用した靴を洗うべきであるとのことである。
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