異常瘢痕
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/07 03:15 UTC 版)
コラーゲン異常産生により、肥厚性瘢痕とケロイドができる。肥厚性瘢痕は盛り上がった塊であり、ケロイドは元々の創部を越して形成されたより高度の瘢痕である。肥厚性瘢痕は当初は紅斑があるが、時期がたてば正常色になる。ケロイドは腫瘍性に盛り上がり放置しても治癒傾向はない。底部に胸骨がある前胸部とか、周辺から引きつられる肩部とか、ピアスをいれた耳などに好発する。創傷治癒の力の関係で、好発部位がある。痒みがある場合もある。 尋常性痤瘡(ニキビ)の跡が瘢痕になる場合もある。天然痘の跡も深く沈んだ凹型の瘢痕となる。自覚症状がなければ放置してもいいが、患者が希望すれば治療の対象になる。
※この「異常瘢痕」の解説は、「瘢痕」の解説の一部です。
「異常瘢痕」を含む「瘢痕」の記事については、「瘢痕」の概要を参照ください。
- 異常瘢痕のページへのリンク