用例に基づく翻訳
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/07 08:19 UTC 版)
特許やマニュアルなど、文のスタイルがほとんど変わらない状況では、汎化能力が小さくてもシステムとして十分機能する場合がある。用例に基づく翻訳では、翻訳の例文を記憶した「用例辞書」と単語対応を記憶した「単語辞書」を使用する。 システムの大まかな流れは以下の通りである。 システムに原文 f {\displaystyle f} が与えられる。 用例辞書から f {\displaystyle f} と似た文 f ~ {\displaystyle {\tilde {f}}} とそのペア e ~ {\displaystyle {\tilde {e}}} を検索する。 システムは、 f {\displaystyle f} と f ~ {\displaystyle {\tilde {f}}} の差分を取る。 訳文 e ~ {\displaystyle {\tilde {e}}} 内の適切な単語を単語辞書により置き換える。 置き換え結果を訳出として出力する。
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