理想気体がする仕事とは? わかりやすく解説

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理想気体がする仕事

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/02 07:10 UTC 版)

断熱過程」の記事における「理想気体がする仕事」の解説

理想気体断熱静的変化するとき、圧力と体積の間にはポアソンの法則 p V γ = c o n s t . {\displaystyle pV^{\gamma }=\mathrm {const.} } が成り立つ。断熱準静的過程の間に理想気体がする仕事はポアソンの法則用いて具体的に求めることができる。Cを適当な定数としてポアソンの法則p = C V γ {\displaystyle p={\frac {C}{V^{\gamma }}}} と変形できる断熱静的に状態AからBに変化するとき、系が外部に行う仕事W A → B = ∫ V A V B p d V = ∫ V A V B C V γ d V = 1 γ − 1 ( C V A γ − 1 − C V B γ − 1 ) {\displaystyle W_{A\to B}=\int _{V_{A}}^{V_{B}}pdV=\int _{V_{A}}^{V_{B}}{\frac {C}{V^{\gamma }}}dV={\frac {1}{\gamma -1}}\left({\frac {C}{V_{A}^{\gamma -1}}}-{\frac {C}{V_{B}^{\gamma -1}}}\right)} である。ここで定数Cは C = p A V A γ = p B V B γ {\displaystyle C=p_{A}V_{A}^{\gamma }=p_{B}V_{B}^{\gamma }} であり、理想気体の状態方程式pV = nRTとγ = 1+1/cを用いて W AB = 1 γ − 1 ( p A V A γ V A γ − 1 − p B V B γ V B γ − 1 ) = 1 γ − 1 ( p A V A − p B V B ) = n R γ − 1 ( T AT B ) = n c R ( T AT B ) {\displaystyle W_{A\to B}={\frac {1}{\gamma -1}}\left({\frac {p_{A}V_{A}^{\gamma }}{V_{A}^{\gamma -1}}}-{\frac {p_{B}V_{B}^{\gamma }}{V_{B}^{\gamma -1}}}\right)={\frac {1}{\gamma -1}}(p_{A}V_{A}-p_{B}V_{B})={\frac {nR}{\gamma -1}}(T_{A}-T_{B})=ncR(T_{A}-T_{B})} となる。 これは系が外部に行う仕事内部エネルギー変化等しいことを表している。

※この「理想気体がする仕事」の解説は、「断熱過程」の解説の一部です。
「理想気体がする仕事」を含む「断熱過程」の記事については、「断熱過程」の概要を参照ください。

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