王手に関する戦略的な事項
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 17:13 UTC 版)
特に終盤で一手を争う展開となった場合には、攻めを継続させることが重要になる場合も多い。王手は強制手であり、絶対的先手となるので、王手をかけ続ける限りは、(逆王手をされない限り)自らが攻め続けることができる。敵玉を即詰みに討ち取ることができる場合がある他、場合によっては、後述の「王手○取り」で駒得を奪ったり、王手をかけながら自玉の詰めろ(場合によっては「部分的には必至に見える状態」)を解消したりできる。そのため、駒損をしても王手が重視される場合もある。 その反面、終盤において、敵玉が即詰みではない場合、安易に王手すると敵玉を安全地帯に逃がすだけで逆効果となり、敗着となることすらある。「王手は追う手」「王手するより縛りと必至」「玉は包むように寄せよ」という格言があるように、縛りをかけながら必至を狙う方が勝ちにつながることが多い。 「詰み」および「必至」も参照
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