猿丸君彰功碑
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猿丸君彰功碑 | |
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![]() 猿丸君彰功碑 | |
座標 | 北緯34度43分30.2秒 東経135度18分16.8秒 / 北緯34.725056度 東経135.304667度座標: 北緯34度43分30.2秒 東経135度18分16.8秒 / 北緯34.725056度 東経135.304667度 |
所在地 | 兵庫県芦屋市浜芦屋町 |
種類 | 石碑 |
素材 | 石造 |
完成 | 1930年 |
猿丸君彰功碑(さるまるくんしょうこうひ)は、兵庫県芦屋市浜芦屋町にある石碑。
概要
芦屋川左岸沿い、芦屋公園内に位置する。1930年(昭和5年)に建立された[1]。
芦屋市の前身である精道村において活躍し、同村の発展の基を築いた猿丸又左衛門安明(1872年 - 1920年)の生い立ちや経歴、功績などを記した文が刻まれている。
題額は、当時立憲政友会総裁であった犬養毅の揮毫による[1][2]。
碑文
表面
猿丸又左衞門安明君ハ累世芦屋ノ名門ニシテ明治五年四月五日家ノ嫡
子ニ生ル性聰明闊達󠄁ニシテ事ヲ處スル敏󠄀捷ナリ曽テ精道󠄁村長二回芦屋
郵便󠄁局長縣會議員等ニ選󠄁ハレテ令名アリ夙ニ世ノ推移ニ着目シ官線芦
屋驛ノ創設芦屋川ノ改修及󠄁耕地整理ノ如キ公共事業ヲ企テ率先努力シ
テ遂ニ素志ヲ貫徹セリ而モ此レ咸本村發展ノ基トナリ近󠄁時諸般ノ膨張
驚クヘキモノアルニ到ル然ルニ大正九年四月四日病テ歿ス年四十九衆
皆其功績ヲ稱へ天壽ノ足ラサルヲ惜ム是ヲ以テ闔邑曩ニ報ルニ村葬ノ
禮ヲ以テス今又恰モ十周󠄀年ニ當リ村會ノ議決ニ依リ偉績ノ梗概ヲ勒シ
テ兹ニ稱頌スト爾云フ
昭和五年四月
正三位勲一等 犬養󠄁毅先生題額
元武庫郡長正五位勲四等 安達󠄁儀一郎撰書
裏面
精道村長 猿丸吉左ヱ門
建設委員 杉岡藤右ヱ門
同 田澤半蔵
同 大利市右ヱ門
發起人 齋藤幾太
同 大利平吉
同 松井吉右ヱ門
同 田澤平兵衛
石匠大阪天満平清
脚注
- ^ a b 芦屋市教育委員会社会教育部生涯学習課 2015, p. 39.
- ^ 芦屋市教育委員会社会教育部生涯学習課 2013, p. 19.
参考文献
- 芦屋市教育委員会 編『芦屋の生活文化史 民俗と史跡をたずねて』芦屋市教育委員会、1979年3月。全国書誌番号:79029233。
- 芦屋市教育委員会社会教育部生涯学習課 編『芦屋市指定文化財 芦屋川の文化的景観 芦屋川の歴史』芦屋市教育委員会社会教育部生涯学習課、2013年3月。 NCID BB27273118。
- 芦屋市教育委員会社会教育部生涯学習課 編『芦屋の文化財ハンドブック』芦屋市教育委員会社会教育部生涯学習課、2015年3月。 NCID BB27505814。
猿丸君彰功碑
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/15 02:08 UTC 版)
詳細は「猿丸君彰功碑」を参照 1930年(昭和5年)に建立された。芦屋川改修、農地整理、JR芦屋駅の創設など、芦屋地区発展の基礎作りに貢献したされる猿丸安明の功績が書かれている。石碑には犬養毅のサインがされている。
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