特異X線パルサーとは? わかりやすく解説

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とくいエックスせん‐パルサー【特異X線パルサー】

読み方:とくいえっくすせんぱるさー

X線パルサーのうち、自転周期が2〜11秒、磁場通常の中性子星より101000程度強い天体突発的な増光見られず、ほぼ定常的に熱的なX線観測されるAXPanomalous X-ray pulsar)。

[補説] 発見以来20年近くその正体不明だったが、マグネター極めて強い磁場エネルギー何らかの形で解放しているものと考えられている。


特異X線パルサー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/01 03:34 UTC 版)

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特異X線パルサー(とくいエックスせんパルサー, Anomalous X-ray pulsar, AXP)は、現在はマグネターであると信じられている、若く、孤立していて、強い磁場を持つ中性子星である。このような高エネルギーのX線パルサーは、2から12秒の遅い自転周期と1013から1015ガウスの強い磁場によって特徴付けられる。2009年時点では、9つの既知のAXPと1つの候補が発見されている[1]

2003年時点のAXPの候補とその推定自転周期は以下の通りである。

2003年時点のAXPの候補とその推定自転周期(秒):
AXP 1E 2259+586 6.98  
AXP 1E 1048-59 6.45  
AXP 4U 0142+61 8.69  
AXP 1RXS 1708-40 11.0  
AXP 1E 1841-045 11.8  
AXP AXJ1844-0258 6.97  
AXP CXJ0110-7211 5.44  

脚注

  1. ^ SGR/AXP Online Catalog (An online catalog of SGR/AXP properties maintained by the pulsar group at McGill University)

参考文献

  • MAGNETARS (PDF) Chryssa Kouveliotou, Robert C. Duncan, and Christopher Thompson, "Magnetars," Scientific American, Feb. 2003, p. 41 (PDF)

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