燃焼への寄与
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 02:36 UTC 版)
ボイラーなどで火炎の中に一時的に生じるすすは、熱線を放つことで燃焼に寄与している。燃焼時にOH、CH、C2といったラジカルが放つ化学発光の波長は青色や紫外線領域の狭いバンドで発光するものが多く、加熱源としてはあまり有効でないが、高温の固体であるすすが放つ赤外線領域の連続スペクトルでの放射光が周囲の燃料を輻射により加熱することで燃焼を助ける働きをしている。このような炎を輝炎と呼び、すすをまったく生じない不輝炎と比べると強力な赤外線を放射する。
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