火の拡大
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/10 01:24 UTC 版)
火口に点火されると、その炎をより熱量の大きな可燃物に移して適切な大きさにする必要がある。火口の次には、着火しやすい乾燥した焚き付けに火を移し、徐々に細いものから太いものへと移す。 小さい炎では、それが大きな炎を作るために必要な量の可燃性ガスを放出させるのに必要な量の燃料を熱することができない。このため、ゆっくりと燃料の大きさを増やしていくことが重要である。 また、炎をガスから吹き払ったり、燃料を冷やし過ぎたりしないような方法で、十分な酸素を供給するために適当な量の気流を確保することも重要である。 炎が十分な大きさに成長すれば、多少の水分や樹液を含んだ木材を燃料として供給しても火は消えない。木材に含まれる水分は、炎の発する熱で沸騰・蒸発してしまうためである。 雨天など湿った天候であっても、丸太を割って含水率の低い部分を使用することなどによって、ある程度燃えやすい燃料を得ることができる。
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