溶菌と内毒素
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/14 00:42 UTC 版)
「リヒャルト・プファイファー」の記事における「溶菌と内毒素」の解説
プファイファーは、免疫学と微生物学の分野における基礎的な発見を多数行った。特に、溶菌の発見が有名である。1984年、プファイファーは、コレラに対する免疫をつけたモルモットに生きたコレラ菌を注射しても発症せず、このモルモットから採取した血漿を生きたコレラ菌に加えると、コレラ菌が動かなくなって溶けて消滅することを発見した。血漿を加熱してから加えると、この現象が抑制された。プファイファーはこの現象を溶菌と呼び、プファイファー現象とも呼ばれるようになった。 プファイファーはロベルト・コッホと共同で、ある種の感染症の症状を引き起こし、熱に不安定な細菌毒である内毒素(エンドトキシン)についての研究を行った。
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