浮力の発生
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/06 22:40 UTC 版)
シャルルの法則(ゲイ=リュサックの法測とも言う)によると、一定重量のガスの体積 V {\displaystyle V} とそのガスの絶対温度T の間には k をある正の定数として線形になる関係があるとされる。 V = k ⋅ T {\displaystyle V\;=\;k\cdot T} 即ち一定重量のガスの体積は、温度T に比例して増加する。このことは逆に、一定体積の容器に入るガスの重量はT に逆比例して減少する、つまりガスの密度ρがT に逆比例して低下し軽くなるということでもある。この関係を表したのが次の式である。 ρ ∝ 1 T {\displaystyle \rho \varpropto {\frac {1}{T}}} つまり、冷たいガスより軽い暖かいガスは密度が低いことが判る。したがって、充分な重力が作用している地球の地表付近などでは、暖かいガスには浮力が生じて上昇していく。
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