浪漫 (リッキーリージョーンズのアルバム)とは? わかりやすく解説

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浪漫 (リッキー・リー・ジョーンズのアルバム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/13 15:35 UTC 版)

『浪漫』
リッキー・リー・ジョーンズスタジオ・アルバム
リリース
録音 ワーナー・ブラザース・レコーディング・スタジオ、バーバンク・スタジオ[1]
1978年12月22日 TBS (A2, B5)[1]
ジャンル ロック
時間
レーベル ワーナー・ブラザース・レコード
プロデュース レニー・ワロンカー、ラス・タイトルマン
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 3位(アメリカ[2]、ニュージーランド[3]
  • 15位(オランダ[4]
  • 18位(イギリス[5]
  • 42位(スウェーデン[6]
  • 61位(日本[7]
  • リッキー・リー・ジョーンズ アルバム 年表
    浪漫
    (1979年)
    パイレーツ
    (1981年)
    テンプレートを表示

    浪漫』(原題:Rickie Lee Jones)は、アメリカ合衆国シンガーソングライターリッキー・リー・ジョーンズ1979年に発表した初のスタジオ・アルバム

    背景

    「イージー・マネー」はジョーンズ最初期のオリジナル曲の一つで、1976年に作られた[8]。その後トルバドールでトム・ウェイツ及びチャック・E・ワイス英語版と出会い、彼らとの交遊から「恋するチャック」が生まれた[8]。そしてジョーンズは「ヤング・ブラッド」、「イージー・マネー」、「ラスト・チャンス・テキサコ」、「カンパニー」の4曲入りのデモ・テープでワーナー・ブラザース・レコードの興味を惹き、更に同社の所属アーティストであるローウェル・ジョージが「イージー・マネー」を自身のアルバム『特別料理』(1979年発売)で録音したことから、レコーディング契約を得た[8]

    「1963年土曜日の午後」と「アフター・アワーズ」の2曲は、1978年12月22日のライブ録音である[1]

    ジャケットの写真はノーマン・シーフ(Norman Seeff)が撮影した。アート・ディレクションはマイク・ソールズベリーが行った。

    反響・評価

    母国アメリカのBillboard 200では3位を記録[2]。また、シングル「恋するチャック」はBillboard Hot 100で4位、『ビルボード』のR&Bシングル・チャートで79位に達し、続く「ヤング・ブラッド」はHot 100で40位に達した[2]

    ニュージーランドのアルバム・チャートでは22週連続でトップ50入り、うち11週にわたりトップ10入りするヒットとなって、最高3位を記録[3]。イギリスでは19週にわたって全英アルバムチャートでトップ100入りし、最高18位を記録した[5]

    William Rulhmannはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け「セルフ・タイトルのデビュー・アルバムで、ローラ・ニーロとトム・ウェイツの私生児であるかのような登場を果たした」「多彩な耳慣れたスタイルの集合体であると同時に、過去の何物にも似ていないように響く、驚くべきデビュー・アルバムであり、将来の重要なキャリアの始まりを告げた」と評している[9]。一方、ロバート・クリストガウはBマイナスを付け「もう一度聴いて楽しめそうな曲は"Coolsville"を含む3、4曲ぐらいしかない」と評している[10]

    収録曲

    特記なき楽曲はリッキー・リー・ジョーンズ作。

    Side 1
    1. 恋するチャック - "Chuck E.'s in Love" - 3:31
    2. 1963年土曜日の午後 - "On Saturday Afternoons in 1963" - 2:35
    3. ナイト・トレイン - "Night Train" - 3:18
    4. ヤング・ブラッド - "Young Blood" - 4:07
    5. イージー・マネー - "Easy Money" - 3:20
    6. ラスト・チャンス・テキサコ - "The Last Chance Texaco" - 4:08
    Side 2
    1. ダニーの店で - "Danny's All-Star Joint" - 4:06
    2. クールズヴィル - "Coolsville" - 3:52
    3. ホワイト・ボーイズ・クール - "Weasel and the White Boys Cool" (Rickie Lee Jones, Alfred Johnson) - 6:03
    4. カンパニー - "Company" (R. L. Jones, A. Johnson) - 4:54
    5. アフター・アワーズ - "After Hours" - 2:14

    参加ミュージシャン

    脚注・出典

    1. ^ a b c Rickie Lee Jones - Rickie Lee Jones (Vinyl, LP, Album) at Discogs
    2. ^ a b c Rickie Lee Jones - Awards”. AllMusic. 2016年3月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年10月15日閲覧。
    3. ^ a b charts.org.nz - Rickie Lee Jones - Rickie Lee Jones
    4. ^ Rickie Lee Jones - Rickie Lee Jones - dutchcharts.nl
    5. ^ a b RICKIE LEE JONES | full Official Chart History | Official Charts Company - 「ALBUMS」をクリックすれば表示される。
    6. ^ swedishcharts.com - Rickie Lee Jones - Rickie Lee Jones
    7. ^ 『オリコンチャート・ブックLP編(昭和45年‐平成1年)』(オリジナルコンフィデンス/1990年/ISBN 4-87131-025-6)p.315
    8. ^ a b c White, Timothy (1979年8月9日). “The Runaway Rickie Lee Jones”. Rolling Stone. 2016年10月15日閲覧。
    9. ^ Ruhlmann, William. “Rickie Lee Jones - Rickie Lee Jones”. AllMusic. 2016年10月15日閲覧。
    10. ^ Christgau, Robert (1979年). “Christgau's Consumer Guide”. 2016年10月15日閲覧。

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