浪子とは? わかりやすく解説

浪子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/13 02:14 UTC 版)

浪子
監督 田中栄三
木村一衛
滝村和男
三上良二
大内秀邦
脚本 森岩雄
小林勝
製作総指揮 西本聿造
出演者 水谷八重子
大日方伝
汐見洋
音楽 松山芳野里
松山知恵子
撮影 三村明
町井春美
池戸豊
製作会社 オリエンタル映画社
配給 パラマウント映画日本支社
公開 1932年5月19日
上映時間 111分 / 現存 54分
製作国 日本
言語 日本語
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浪子』(なみこ)は、1932年(昭和7年)製作・公開、田中栄三・木村一衛・滝村和男・三上良二・大内秀邦共同監督による日本の長編劇映画である。

略歴・概要

トーキー初期における3大トーキーシステムのひとつをもつアメリカ合衆国ウェスタン・エレクトリックは、日本に東洋ウェスターンを設立、同社は菊池東陽のオリエンタル写真工業の工場内にトーキー撮影の設備を設けさせ、オリエンタル映画社を設立した[1]。同社の第1作として製作されたのが、徳富蘆花のヒット小説『不如帰』の変奏としての本作『浪子』であった[1]

東洋ウェスターンによるパラマウント映画日本支社との配給提携により、1932年(昭和7年)5月19日、東京・内幸町帝国劇場等で公開された[1][2]。オリエンタル映画社は、録音技師として派遣されたマッキナニーの人件費がかさみ、スタジオを新設したにもかかわらず本作1作のみで解消した[1]

本作の上映用ポジプリントは、マツダ映画社が54分のヴァージョンを所有している[3]。現在も鑑賞可能な作品である。

スタッフ・作品データ

日本映画発達史 II 無声からトーキーへ』(田中純一郎[1]日本映画データベース[2]参照。

キャスト

『日本映画発達史 II 無声からトーキーへ』参照[1]

関連事項

  1. ^ a b c d e f 日本映画発達史 II 無声からトーキーへ』、田中純一郎中公文庫、1976年1月10日 ISBN 4122002966, p.265-267.
  2. ^ a b 浪子、日本映画データベース、2010年3月10日閲覧。
  3. ^ a b 主な所蔵リスト 劇映画=邦画篇マツダ映画社、2010年3月10日閲覧。
  4. ^ Film Calculator換算結果、コダック、2010年3月10日閲覧。

外部リンク





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