津田天満神社とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 建物・施設 > 施設 > 寺社仏閣 > 村社 > 津田天満神社の意味・解説 

津田天満神社

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/04 09:14 UTC 版)

津田天満神社

拝殿
所在地 兵庫県姫路市飾磨区構912
位置 北緯34度47分57.0秒 東経134度39分30.6秒 / 北緯34.799167度 東経134.658500度 / 34.799167; 134.658500 (津田天満神社)座標: 北緯34度47分57.0秒 東経134度39分30.6秒 / 北緯34.799167度 東経134.658500度 / 34.799167; 134.658500 (津田天満神社)
主祭神 菅原道真公
津田大歳明神
賀茂別雷大神
社格 旧村社
例祭 10月
地図
津田天満神社
テンプレートを表示

津田天満神社(つだてんまじんじゃ)は、兵庫県姫路市飾磨区構に鎮座する神社。旧社格は村社。別名は津田天満宮など。

祭神

歴史

創建は平安時代に遡るとされ、そもそもは大歳明神を祀る社であったという。かつては現在より東の、船場川の思案橋西側にあった[注釈 1]

大宰府へ向かう途中の菅原道真が当社近くの「津田の細江」に立ち寄った際、敷物が見当たらなかったことから艫綱を巻いて座した、との伝承が残り、このことから「綱敷天神」との別称を持つ。後世の民は道真を併せて祀り、更に主神とした。

永仁6年(1298年)や嘉吉3年(1443年)に本殿が再建されたとの記録がある。一時は広大な社領を有したものの、天正8年(1580年)の豊臣秀吉による英賀城攻めに巻き込まれ灰燼に帰し、現在地に再建されている。

祭事

  • 4月下旬 - 春祭り
  • 4月29日 - 弁天まつり
  • 10月中旬 - 秋の例大祭
  • 菅公祭 - 25年に一度催行。

戦後しばらく祭礼が絶えた時期があったが、昭和40年代に復活し、現在に至る。

春祭り

本殿と境内社の厳島神社で神事を行う[1]

弁天まつり

津田地区に在住する厄年が集まった会(厄年会)が主催する祭事。 福引餅まきが行われ、秋の例大祭の様に賑わって挙行される。

  • 福引 - 弁天まつりの前日に厄年会が各町に福引券を配りに行く。福引券の値段は1枚200円。

特賞から六等まであり、特賞は掃除機Nintendo Switchなどが当選し、六等はティッシュなどが当選する。

この行事はかなり賑わい、怪我するものもいる。

秋の例大祭

播州の秋祭りの中でも有名なものの一つで、毎年10月に行われる。今在家・加茂・構・思案橋から大屋台を、今在家・構から子供屋台を、今在家から獅子とだんじりを練り出す。狭い拝殿の中で屋台を練る「拝殿練り」、また屋台を地面から一気に練り上げる「一気差し」が特徴。一気差しは、拝殿練りの最中にも披露される。

屋台情報

今在家

加茂

思案橋

文化財

重要文化財(国指定)

  • 紙本著色北野天神縁起 - 永仁6年(1298年)に藤原親泰が奉納したもので、全3巻[3]奈良国立博物館に寄託されている。

姫路市指定文化財

  • 津田天満神社太鼓 - 嘉吉元年(1441年)の銘がある[4][5]

周辺

交通

脚注

注釈

  1. ^ 旧地には大正13年建立の石碑と昭和37年設置の道真坐像が残る。

出典

  1. ^ 津田天満神社春祭り構広報会
  2. ^ 祭り風景今昔”. 2020年4月8日閲覧。
  3. ^ 重要文化財(美術工芸品)紙本著色北野天神縁起” (日本語). 文化庁. 2025年6月4日閲覧。
  4. ^ 市指定の美術工芸品(工芸品・書跡)の一覧” (日本語). 姫路市. 2025年6月4日閲覧。
  5. ^ 津田天満神社太鼓” (日本語). 姫路市. 2025年6月4日閲覧。

関連項目





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「津田天満神社」の関連用語

津田天満神社のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



津田天満神社のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの津田天満神社 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS