汎用レジスタのアドレッシングモード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/26 17:01 UTC 版)
「PDP-11」の記事における「汎用レジスタのアドレッシングモード」の解説
任意の汎用レジスタに適用できる8種類のアドレッシングモードを下表に示す。なお、R6(スタックポインタ)とR7(プログラムカウンタ)については別に解説する。 コード名称例説明0n レジスタ OPR Rn Rnにオペランドがある。 1n レジスタ間接 OPR (Rn) Rnにオペランドのアドレスがある。 2n 自動インクリメント OPR (Rn)+ Rnにオペランドのアドレスがあり、命令実行後にRnの内容をインクリメントする。 3n 自動インクリメント間接 OPR @(Rn)+ Rnにオペランドへのポインタのアドレスがあり、命令実行後にRnの内容を2だけインクリメントする。 4n 自動デクリメント OPR −(Rn) 命令実行前にRnをデクリメントし、それをオペランドのアドレスとして使用する。 5n 自動デクリメント間接 OPR @−(Rn) 命令実行前にRnを2だけデクリメントし、それをオペランドへのポインタのアドレスとして使用する。 6n インデックス OPR X(Rn) Rn+X がオペランドのアドレス。Xはこの命令に続くワード。 7n インデックス間接 OPR @X(Rn) Rn+X がオペランドへのポインタのアドレス。Xはこの命令に続くワード。 2オペランド命令では両方のオペランドでこれらのモードを使える。インデックスおよびインデックス間接モードは命令に続くワードも命令の一部として使用するので、2オペランド命令は3ワードになる場合がある。 自動インクリメントと自動デクリメントはバイト命令なら1ずつ、ワード命令なら2ずつインクリメント/デクリメントする。間接モードの場合、ポインタ1つ分のインクリメント/デクリメントになるので、2ずつとなる。
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