永続化するデータを決定する
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/06 09:50 UTC 版)
「データベース設計」の記事における「永続化するデータを決定する」の解説
多くの場合、データベース設計を行う人は、データベース設計に精通している。いっぽうで、データベース設計者が、永続化(格納)の対象となる業務データ(例えば金融の情報や生物学の情報)の業務に精通していることは、あまりない。こうした事情により、データベースに永続化するデータを決定する作業は、データベース設計に精通している人と、業務に精通しておりかつデータベース内にどのデータを永続化しなければならないかをわかっている人との、共同作業でなければならない。 この作業は、一般的には、ソフトウェア開発工程における要求分析の作業の一つと位置づけられる。データベース設計者には、業務知識に精通している人々から必要な情報をくみとる能力が、必須である。なぜなら、データベース設計で必要とされる業務知識には、データベースに対するシステム面での要求が明瞭に表現されていないことが、多いからである。データベース設計者は、永続化しなければならないおのおのの業務データ要素を基盤として思考することに、慣れていないことが多い。永続化するデータは、要求仕様で記述する。
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