氷底湖の細菌
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/05 18:41 UTC 版)
2004年夏、グリムスヴォトンで氷河の下から採取された水の中にバクテリアが発見された。これは氷底湖でバクテリアが発見された初の例である。この氷底湖は火山に近いため、地熱により年間を通じて全体が凍結することがない。発見されたバクテリアは、酸素濃度が低くても生存できるものであった。これらの生育条件は、火山活動や氷河の痕跡が見られる火星の地表と似ていると発見者らは考えており、火星での生命の探索に寄与できるかもしれない、としている。
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