水垂れの黒松
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 14:11 UTC 版)
かつて、城ヶ島北岸東側には「水垂れ(みずったれ/みぞったれ)の黒松」と呼ばれる松が生えていた。樹高6m、幹回り1.5mの古木で、岩壁から海にせり出すように生えた雅やかな姿で「かまくらと三浦半島の古木・名木50選」にも選ばれた。しかし、2002年10月1日に三浦半島を縦断した台風21号によって幹の中心から折れてしまい、その後、樹勢は衰退してしまった。原因を調査したところ、松食い虫の被害にあっていることが判明、周辺の健康な松への感染を防ぐため、2005年6月に伐採された。内部は空洞になっており、蛇が2匹住み着いていたという。 樹齢は長らく不明とされていたが、伐採時に初めて樹齢230年前後であることが確認された。白秋記念館において防虫処理された根元部分が保存展示されている。
※この「水垂れの黒松」の解説は、「城ヶ島」の解説の一部です。
「水垂れの黒松」を含む「城ヶ島」の記事については、「城ヶ島」の概要を参照ください。
- 水垂れの黒松のページへのリンク