比治山スカイウォークとは? わかりやすく解説

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比治山スカイウォーク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/11 04:02 UTC 版)

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比治山スカイウォーク

段原側。左が広島イースト

比治山側。
基本情報
所在地 広島県広島市
交差物件 広島市道比治山東雲線
建設 1998年
座標 南区段原南1丁目(比治山)
北緯34度23分9秒東経132度28分30秒
構造諸元
材料 上部工:鋼橋;下部工:鋼構造
全長 207.4m
7.08m
関連項目
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比治山スカイウォーク(ひじやまスカイウォーク)は、広島県広島市南区段原にある、歩道橋動く歩道)。

概要

比治山の登山道の一つであり、段原地区の比治山トンネル東側坑口上空を通る、屋根付きの歩道橋。延長約80mの動く歩道、透明な屋根に車椅子も乗車可能なエスカレーターを備える。広島イースト商業棟(広島段原ショッピングセンター、旧・広島サティ)の建物と連結する。

春先には桜の名所である比治山に、ここを通って多くの見物客が訪れる。

1980年代、比治山に博物館建設構想が挙がり、その中で駐車場不足を解消するため、広島イーストの駐車場を利用する案が考えられた。1998年(平成10年)3月、段原地区開発および比治山公園や広島市現代美術館広島市立まんが図書館への観光客の利便性向上のため、広島市により開通。総工事費17億6千万円、うち5億3千万円は国の補助金で賄われた[1][2]

ただ、場所と比治山の施設の関係から平日は特に利用者が少なく、毎年約2千万円かかる維持管理費に対する費用対効果が悪いため、建設当初からその存在意義をめぐって批判された。2000年代初頭には市に対し行政訴訟が行われた[3]

2010年(平成22年)8月、市における事業仕分け「事務事業見直し等検討委員会」が行われ、出席した委員の満場一致で廃止の意見でまとまった[2]。その後撤去費用をめぐって廃止と存続でゆれ、同年10月の全体会議で7人の有識者のうち5人が存続する方に賛成したため、2011年以降も存続が決定した[4]

諸元

  • 総延長:207.4m(うち動く歩道:77m)
  • 高低差:37.5m
  • 全幅:7.08m
  • 標準断面:4.00-5.88m(有効幅員)×3.39m(屋根全高)
  • 設計:八千代エンジニヤリング広島支店
  • 施工:砂原組・錦建設JV

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ 「動く歩道」が仕分けで議論”. 中国放送ニュース (2010年8月20日). 2010年8月22日閲覧。
  2. ^ a b 比治山スカイウォーク廃止を”. 中国新聞 (2010年8月21日). 2010年8月22日閲覧。
  3. ^ 市の主張はことごとく退けられた 比治山スカイウォーク行政訴訟 日本共産党広島市議団(2002年12月). 2010年8月23日閲覧
  4. ^ 比治山スカイウオークは「実施」”. 中国放送 (2010年10月31日). 2010年11月1日閲覧。

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