母なるロイン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/08 10:08 UTC 版)
東方の大陸からのロイン人の避難民がドーンに上陸した時(『氷と炎の歌』の出来事の約1000年前)、彼らはこの地のアンダル人と混じりあった。ロイン人は文化的遺産と人種的遺産をドーンに色濃く残したが、ほとんどのロイン人は〈七神正教〉に改宗した。しかし、元来のロイン人の宗教を守る者もいる。ロイン人はもともとエッソス大陸のロイン川の網の目のような水路のそばの都市国家に住んでいたため、その結果ロイン人は川を主題とした多くの自然神を信仰する。その主神はロイン川を擬人化した〈母なるロイン〉である。そのほかにも、〈河の翁〉、そしてその敵の〈蟹の王〉などの神がいる。ロイン人がドーンに逃亡した時、ほとんどの者は程度に差こそあれウェスタロスの文化に同化したが、その先祖の川に基づいた文化を頑固に守り、ドーンを流れるグリーンブラッド川に沿って筏に乗って生活する者も少数いる。この小規模の、川を上り下りして放浪するジプシーのような文化は、〈グリーンブラッドの孤児〉として知られているが、それは自らを〈母なるロイン〉の孤児であると見なしているからである。
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