段隔螺式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/29 01:37 UTC 版)
初期の隔螺式尾栓の弱点は、尾栓の半周分しかねじが切れないことであり、十分な閉鎖効果を得るためには尾栓を長く(ねじの段数を多く)する必要があった。この問題は、1890年に階段断隔螺式(段隔螺式、stepped and interrupted thread)であるウェリン式尾栓(Welin breech block)が開発されたことにより解消された。ウェリン式尾栓では、段階的にねじ径が大きくなるようになっている。例えば、ねじ径を4段階にすることにより、尾栓円周の4/5にねじを切ることができ、その分尾栓長が短くなった。このデザインは、現在でも薬嚢式の大砲で使用されている。
※この「段隔螺式」の解説は、「隔螺式」の解説の一部です。
「段隔螺式」を含む「隔螺式」の記事については、「隔螺式」の概要を参照ください。
- 段隔螺式のページへのリンク