歌川貞広とは? わかりやすく解説

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歌川貞広

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/28 00:03 UTC 版)

歌川貞広
ヒト
性別 男性 
国籍 日本 
読み仮名 うたがわ さだひろ 
生年月日 不明な値 
死亡年月日 不明な値 
職業 画家浮世絵師 

歌川 貞広(うたがわ さだひろ、生没年不詳)とは、江戸時代大坂浮世絵師

来歴

初代歌川国貞の門人。歌川の画姓のほか南々川、三谷と称し、五蝶亭、五輝亭、五楽亭、五粽亭と号す。大坂の人で畳屋町三津寺筋に住む。文政11年(1828年)建立の豊国先生瘞筆之碑に「国貞社中」として「貞広」の名があるが、作は文政13年(1830年)から嘉永5年(1852年)にかけてのものが確認されている。役者絵風俗画読本、絵入根本の挿絵を手掛けた。

作品

版本挿絵

  • 街能噂』(ちまたのうわさ)四巻4冊 ※滑稽本、平亭銀鶏作。天保6年(1835年)刊行
  • 『浪花夢』三巻5冊 ※人情本、平亭銀鶏作。天保6年刊行。歌川貞芳も挿絵を描く。
  • 『傾城佐野の船橋』7冊 ※絵入根本、天保9年(1838年)刊行
  • 傾城遊山桜』 ※根本、天保10年(1839年)刊行
  • 『契情会稽山』(けいせいゆきみるやま)7冊 ※天保13年(1842年)刊行
  • 大阪名所廻』2冊 ※地誌、弘化2年(1845年)刊行
  • 『十二図狂歌十二図』1帖 ※艶本、嘉永初年刊行

錦絵

脚注

  1. ^ ■の字は、「色」の偏に「帋」の字の旁り。

参考文献

  • 日本浮世絵協会編 『原色浮世絵大百科事典』(第2巻) 大修館書店、1982年 ※45頁
  • 『上方役者絵集成』(第3巻) 財団法人阪急学園池田文庫、2001年
  • 国際浮世絵学会編 『浮世絵大事典』 東京堂出版、2008年 ※61頁

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