構成・判者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/06/12 04:14 UTC 版)
判者10名で2巻(150番・300首)ずつ分判。 春 300番(600首) 一・二 藤原忠良 三・四 釈阿(藤原俊成) *建仁3年11月23日九十賀を賜る 夏 225番(450首) 一・二 源通親 *建仁2年10月21日薨去のため欠判 三 藤原良経 *判に真名序を置く。判詞が漢詩(判詩) 秋 300番(600首) 一 藤原良経 二・三 後鳥羽院 *判に仮名序を置く。判詞が和歌(判歌)、折句で勝敗を示す 四 藤原定家 *判詞に漢文と散文を併用 冬 225番(450首) 一 藤原定家 二・三 蓮経(藤原季経) 祝 75番(150首) 生蓮(源師光) 恋 225番(450首) 一 生蓮(源師光) 二・三 顕昭 雑 150番(300首) 一・二 慈円 *判に跋(和歌)を置く。判詞が和歌(判歌) 後鳥羽院・良経・慈円の判が特殊であるのは、院や摂関家の人々が晴の会で、身分の低い臣下と同様の判詞(散文)を書くのを避けたためと考えられている。
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