植松忠雄とは? わかりやすく解説

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植松忠雄

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/11 23:41 UTC 版)

植松忠雄
国籍 日本
職業 経営者
身長 173 cm (5 ft 8 in)
体重 68 kg (150 lb)
肩書き
  • 株式会社ウエマツ代表取締役社長
  • EO West Tokyo理事
  • レーシングドライバー
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植松 忠雄(うえまつ ただお、1967年12月7日 - )は、東京都日野市出身の日本の実業家。株式会社ウエマツの代表取締役社長であり、レーシングドライバー兼監督。愛称は(ウエマティ)。

経歴[1]

父の影響で子供の頃からバイクを嗜み、8歳からモトクロスをしていた。

1987年19歳の時にアメリカクラッシックカーの販売を開始。当時の社名はダックオート。

バブル崩壊と共に事業に失敗し、海外へ渡り約2年間世界放浪の旅をする。

1991年に帰国、日本製絶版オートバイの販売を開始。

1992年、東京都日野市に資本金300万円で有限会社ウエマツを設立。1970年代を中心に、当時アメリカに輸出された日本製オートバイを逆輸入し日本国内で販売開始。同時に南米などに日本製オートバイの輸出を始める。

2002年有限会社ウエマツから株式会社ウエマツへ社名変更。2008年東京都八王子市宇津木町に本社移転。

2013年から全国に支店展開を初め、2025年現在、東京本社、東海店、関西店、九州店、東北店、北海道道北出張所の6店舗を展開した。

レーシングドライバーとしては、2002年にスポット参戦したスーパー耐久レースで、中村義明監督((株)中春)に声をかけられ、全日本GT選手権(現スーパーGT)GT300クラスチャンピオンのTeamダイシンのオーディションに参加し合格。2003年、ダイシンADVANシルビアにて全日本GT選手権GT300クラスに星野一樹とデビュー。全日本GT選手権が初めてのフル参戦レースで、殆どのコースが初めて走るコースだったが、全戦でポイント獲得、シリーズランキング6位を獲得した。以降、カーレースに参戦し続け、2006,2013,2014,2018,2020,2022,2024年と、各レースで、シリーズチャンピオンを取り続けている。

2004年、自動車レースフル参戦2年目にして全日本GT選手権GT500に参戦。HITOTSUYAMA Racingより光貞秀俊Ferrari 550 Maranello GTSでフル参戦する。

2005年、全日本GT選手権にR&Dスポーツより柴原眞介とWILLCOM Vimac 350RでGT300にフル参戦。

2006年、Team UEMATSU発足。ナインテンとのコラボで全日本GT選手権に洗剤革命ポルシェ 911 GT3RSでフル参戦。

2007年、Vimac320RをR&Dスポーツから購入、スーパーGT、GT300クラスフル参戦。

2008年、Vimac350RをNOVAエンジニアリングより購入、スーパーGTにTeam UEMATSUとして#4 EBRO UEMATSU 320Rと、#16 CHUGAI UEMATSU 350Rで2台体制で参戦、最高位4位。この年を最後にGT参戦を休止。

2013年スーパー耐久にレース復帰をし、2006年のST-3クラス(DIXCEL ADVAN RX-7)シリーズチャンピオンに続き、2013年、2014年と、ST-4クラス連続シリーズチャンピオンを獲得、2017年には、最高峰クラスのST-X(Y's Distraction GTR)に参戦、第3戦鈴鹿5時間耐久レースで優勝した。

2018年はTeam HONDAの一員として、ST-TCRクラスにModulo with DOMEより#97 Modulo CVIC TCRで参戦、元F1ドライバー中野信治小林崇志大津弘樹と共に、4度目のシリーズチャンピオンを獲得した。

2019年、ピレリスーパー耐久シリーズにModulo Racing with DOMEが参戦し、ホンダ・シビック・タイプR TCRで植松忠雄、中野信治、大津弘樹の4名のドライバーが参加。4人目のドライバーにはST-TCRクラス参戦経験を持つ遠藤光博が加わり、チーム監督は彦田訓昌が務める。

2020年、Floral Racingを彦田訓昌監督が発足、スーパー耐久シリーズにCIVIC TCRを購入し、Aドライバーに植松忠雄、Bに元F1ドライバーの井出雄二、CにスーパーGTで優勝経験を持つ川端伸太朗起用、1.5ポイント差でシリーズチャンピオンを獲得した。

2021年、Floral RacingがABSSA Racing澤圭太とコラボし、McLaren720s GT3で、最高峰のスーパー耐久STXクラスに参戦、1勝し、シリーズランキング2位を獲得。

2022年、SRO GT World challengeに、TeamUEMATSUからエントリー、McLaren720s GT3で、内田康之選手とAMクラスシリーズチャンピオンを獲得。

2023年、同上レースにスポット参戦、出場レース全てで表彰台に上がる。

2024年、SRO GT World challengeに、Team MACCHINAを立ち上げ、3年目となるMcLaren720s GT3でフル参戦。ソロドライブにて2度目となるAMクラスシリーズチャンピオンを獲得。

レース戦績[2][3]

  • 1993年:MCFAJ全日本モトクロスグランプリジュニア250ccクラス2位
  • 1994年:アメリカAMAロードレース オレゴンラウンド 3位

全日本GT選手権/SUPER GT

チーム 使用車両 クラス 1 2 3 4 5 6 7 8 9 順位 ポイント
2003年 TEAM DAISHIN 日産・シルビア GT300 TAI
7
FSW
6
SUG
7
FSW
4
FSW
2
TRM
4
AUT
10
SUZ
4
6位 61
2004年 HITOTSUYAMA RACING フェラーリ・550マラネロ GT500 TAI
15
SUG
DNQ
SEP
13
TOK
16
TRM
14
AUT
15
SUZ
14
NC 0
2005年 R&D SPORT ヴィーマック・350R GT300 OKA
Ret
FSW
8
SEP
11
SUG
Ret
TRM
10
FSW
DSQ
AUT
16
SUZ
22
17位 5
2006年 910RACING WITH TEAM ISHIMATSU ポルシェ・911 GT3RS GT300 SUZ
15
OKA
19
FSW
Ret
SEP
11
SUG SUZ
12
TRM
14
AUT FSW
18
32位 4
2007年 YOKOYAMA RACING ヴィーマック・320R GT300 SUZ
15
OKA FSW
7
24位 5
CLUTCH WORK WITH TTO SEP
16
SUG
16
SUZ
10
TRM
12
AUT FSW
13
2008年 Team UEMATSU NOVA ヴィーマック・350R GT300 SUZ
16
OKA FSW
Ret
SEP SUG FSW
Ret
NC 0
ヴィーマック・320R SUZ
Ret
TRM AUT

スーパー耐久

  • 2001年
    • スーパー耐久 SUZUKA 300miles ST2クラス (RSオガワADVANランサー #30 )総合順位11位チーム順位3位
    • もてぎスーパー耐久500 ST2クラス (RSオガワADVANランサー #30 )総合順位5位チーム順位4位
    • 第8回十勝24時間レース ST2クラス (RSオガワADVANランサー #30) 総合順位26位チーム順位3位
    • TIスーパー耐久&F3レース ST2クラス (RSオガワADVANランサー #30) 総合順位25位チーム順位5位
    • SUGOスーパー耐久レース ST2クラス (RSオガワADVANランサー #30) 総合順位22位チーム順位7位
    • SuperTEC ST2クラス (RSオガワADVANランサー #30) 総合順位33位チーム順位6位
  • 2002年
    • もてぎスーパー耐久500 ST2クラス (KUMHO ECSTAランサー #22 )総合順位14位チーム順位4位
    • TIスーパー耐久&F3レース ST2クラス (KUMHO ECSTAランサー #22)
    • SUGOスーパー耐久レース ST2クラス (KUMHO ECSTAランサー #22 )総合順位18位チーム順位3位
    • スーパーTEC ST2クラス (KUMHO ECSTAランサー #22 )総合順位10位チーム順位4位
  • 2003年
    • SUPER TEC RS2クラス (RSオガワADVANランサー #20 )総合順位8位チーム順位2位
  • 2004年
    • Hi-land スーパー耐久レース ST3クラス (レーシングスパルコディクセル RX-7 #15 )総合順位14位チーム順位3位
    • MINE 500km RACE ST3クラス (レーシングスパルコディクセル RX-7 #15 )
    • 第11回十勝24時間レース ST3クラス (レーシングスパルコディクセル RX-7 #15 )総合順位10位チーム順位2位
    • TIスーパー耐久レース ST3クラス (エンドレスUEMATSU RX-7 #14 )総合順位23位チーム順位5位
    • もてぎスーパー耐久レース ST3クラス (エンドレスUEMATSU RX-7 #14 )総合順位29位チーム順位9位
  • 2006年
    • ハイランド・スーパー耐久レース シリーズ第1戦 ST3クラス (岡部自動車アドバン洗剤革命RX-7 #15 )総合順位13位チーム順位2位
    • スーパー耐久・鈴鹿300マイル ST3クラス (岡部自動車アドバン洗剤革命RX-7 #15 )総合順位10位チーム順位1位
    • 第13回十勝24時間レース ST3クラス (岡部自動車アドバン洗剤革命RX-7 #15 )総合順位28位チーム順位7位
    • スーパーTEC ST3クラス (岡部自動車アドバン洗剤革命RX-7 #15 )総合順位14位チーム順位1位
    • スーパー耐久岡山400kmレース ST3クラス (岡部自動車アドバン洗剤革命RX-7 #15 )総合順位18位チーム順位7位
    • SUGOスーパー耐久レース ST3クラス (岡部自動車アドバン洗剤革命RX-7 #15 )総合順位12位チーム順位2位
    • もてぎスーパー耐久300マイル ST3クラス (岡部自動車アドバン洗剤革命RX-7 #15 )

スポーツカー耐久

  • 2003年:第32回インターナショナルポッカ1000km SEクラス (C-WEST LABS #23 C-WESTアドバンZ33)

脚注・出典

  1. ^ 絶版ウエマツ公式HP - 代表挨拶
  2. ^ JAF MotorSports - ドライバー情報からの検索
  3. ^ SUPER GT - 2008 Team Information

JAF Motor Sports - 公式サイト

SUPER GT - 公式サイト

LISTEN - 嗜好品としてのバイクに再び命を吹き込み「走る喜び」を届ける


外部リンク




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