森下システムの復活
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/31 18:20 UTC 版)
郷田流が指されるなか、従来の森下システムも深浦康市らの研究により、雀刺しには▲8八玉を保留し▲4六銀と出て▲5五歩△同歩▲同銀と交換し、5筋から手を作る手順が有効と分かり、再び指されるようになった。 図は1997年の王位リーグ先手深浦康市対後手佐藤康光戦。基本形の▲6八角に対してただちに△9四歩▲7九玉△9五歩に▲3七銀とし、以下△9三香に▲5五歩△同歩▲4六銀△9二飛▲5五銀△9六歩▲同歩△同香▲同香△同飛と進むが、先手は▲5三歩で応じた。これを角でとれば▲5四香、他の駒でとれば▲9七香と飛車を召し取る。 2013年現在、勝又清和によれば手にした香車で反撃するかたちで、雀刺しには深浦流で先手が指せることになっている。 しかし、2000年代現在では先手が主導権を握りやすい3七銀戦法が流行しており、主流戦法の座は譲っている。
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