棒火矢の飛距離
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/02 08:09 UTC 版)
磯田道史の実地調査の報告によれば、甲賀忍者の古文書『毒薬之方』(延宝9年(1681年)・17世紀末)の記述に、棒火矢に毒を搭載して城郭に向かって射つ項目があり、射程が30丁(約3km)に達したことが記述されている(火薬量の調節や追い風によっても飛距離は変わる)。例として、広島城下でも範囲は千メートル四方であり、十分城外から攻撃できたことがわかる。棒火矢の登場は(大砲の性能が向上するまで)劇的に飛距離を飛躍させた。
※この「棒火矢の飛距離」の解説は、「焙烙火矢」の解説の一部です。
「棒火矢の飛距離」を含む「焙烙火矢」の記事については、「焙烙火矢」の概要を参照ください。
- 棒火矢の飛距離のページへのリンク