桜馬場遺跡
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/15 08:24 UTC 版)
この遺跡は、唐津市の平野町と山下町の中間にあって、唐津市街地の北の砂丘地帯の西南に所在する。この遺跡の甕棺は弥生時代後期のものである。1945・1946年に岡崎敬が、1955年に杉原荘介がこの遺跡の調査や発掘を実施している。1944年(昭和19年)防空壕の工事中に合口の甕棺が掘り出された。その中から、方格規矩四神鏡2面、有鉤銅釧・鉄刀・ガラス小玉、銅矛などが発見されている。人骨も出土したようであるが、埋め戻されている。これらに遺物は、現在は、佐賀県立博物館に所蔵されている。1955年には石蓋の甕棺、三種の土器が発掘されている。
※この「桜馬場遺跡」の解説は、「末ら国」の解説の一部です。
「桜馬場遺跡」を含む「末ら国」の記事については、「末ら国」の概要を参照ください。
- 桜馬場遺跡のページへのリンク