桜人と巣守など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/24 02:57 UTC 版)
桜人の他にもサムシロも巣守など、源氏物語に含まれる巻として存在したが今は内容が失われてしまったと考えられる巻がいくつか存在する。 特にこの中でも巣守は桜人の登場人物である蛍兵部卿宮の子孫たちの物語であり、多くの文献で同じように「源氏物語に含まれるかどうか疑問のある巻」「紫式部が書いたのではない巻」などとして同じように扱われ、同じように内容が失しなわれてしまったという点から考えても何らかの密接な関連を持っていると考えられている。稲賀敬二は「桜人」巻に蛍兵部卿宮と玉鬘の間の話だけではなく、巣守の登場人物である巣守三位につながる蛍兵部卿宮の子である源三位の最初の妻との結婚やその子巣守姉妹の出生と母の死亡や源三位の先妻の妹との再婚といった物語が描かれていたのではないかとしている。
※この「桜人と巣守など」の解説は、「桜人」の解説の一部です。
「桜人と巣守など」を含む「桜人」の記事については、「桜人」の概要を参照ください。
- 桜人と巣守などのページへのリンク