柳色とは? わかりやすく解説

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やなぎ‐いろ【柳色】

読み方:やなぎいろ

くすんだ黄緑色

織り色の名。縦糸萌葱(もえぎ)色、横糸を白で織ったもの。

柳色の画像
#a8c97f/R:168 G:201 B:127/C:29 M:0 Y:60 K:8

りゅう‐しょく〔リウ‐〕【柳色】

読み方:りゅうしょく

青々としたの色。


柳色

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/06 18:34 UTC 版)

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柳色
やなぎいろ
 
16進表記 #A8C97F
RGB (168, 201, 127)
CMYK (16, 0, 37, 21)
HSV (87°, 36%, 79%)
出典 原色大辞典

柳色(やなぎいろ)とは、やや白味がかった黄緑色のこと。青柳とも。

平安時代の記録では、染色で得られる色ではなく、経糸と緯糸の色を変えて表す織色(織の色目)とされている。

経糸は萌黄、緯糸は白で織られる織色なので、模様を織り出すと淡い黄緑地に白い模様が浮き上がる。襲の色目にも「柳重」が存在し、表が白、裏が淡青もしくは青(現代の緑色のこと)の春の衣装とされた。

五衣の襲の色目の「柳襲」は表白、裏淡青の衣を5枚重ねて紅い単衣を合わせたものである。

戦乱が遠のき、世情が安定してデリケートな色合いが復権した江戸時代には、染物の色合いにも使われるようになり、柳茶、柳鼠、草柳茶、裏柳、柳煤竹などの柳色を帯びた色の微細なバリエーションも生まれた。

参考文献

  • 福田邦夫『すぐわかる 日本の伝統色』東京美術 ISBN 4-8087-0784-5
  • 吉岡幸雄『日本の色辞典』紫紅社 ISBN 4-87940-549-3
  • 長崎盛輝『かさねの色目 平安の配彩美』青幻社ISBN 4-916094-54-9

関連項目


「柳色」の例文・使い方・用例・文例

  • 柳色という色
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