柄鏡形住居と称名寺式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/30 14:33 UTC 版)
称名寺式期に特徴的なのは、加曾利E式期まで円形だった住居跡が、入り口部分が突出し、あたかも柄付き鏡のような形になることから柄鏡形住居と呼ばれるになる住居がつくられることである。中部山岳地域に散見される敷石住居もほぼ並行する時期に見られる。柄鏡形住居は加曾利EⅣ期にその萌芽がみられ、入り口部分にエナを納めるといわれる埋甕がみられるが、称名寺式期には入り口部分が突出して同様な埋甕がみられ、運が良ければ発掘調査で炉に使われた炉体土器とともに住居の時期を直接示す土器を二個体検出できることがある。
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