林田/林田遊子(はやしだ ゆうこ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/13 01:07 UTC 版)
「ちーちゃんは悠久の向こう」の記事における「林田/林田遊子(はやしだ ゆうこ)」の解説
主人公とちーちゃんのクラスメイト。目立たない、大人しい女生徒。ふとすれば忘れてしまいそうに存在感がなく、いつもしかめっ面で本を読んでいる。登下校の最中も読書をやめない。長い髪を一つにまとめており、病的に痩せている。たった一人の友人(二年生の女生徒)には、「旅人さん」と呼ばれている。彼女のことをとても大切に思っており、彼女が自分とこの世界を繋いでくれる唯一の希望だと言っている。彼女が自分を旅人と呼ぶのなら、自分は全身全霊で旅人になる、と言っていた。ちーちゃんが危ういと、主人公に忠告した。世界に価値観が見出せず、本の世界で遊ぶうちに、幻想という名の蜘蛛の糸に娶られてしまったらしい。中学の頃、自殺未遂常習者で、何回も入院していた。ちーちゃんによると手首は「ずたずた」らしい。たった一人の友人に「死ね」と言われて突き飛ばされたことが原因で、「悠久の向こう」へ行くと言い、電車に身を投げて自殺した。その経緯は著者の別作『ピーターパン・エンドロール』で語られている。
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