松橋弁天
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 22:00 UTC 版)
「金剛寺 (東京都北区)」の記事における「松橋弁天」の解説
松橋弁天は、当寺院傍に流れる石神井川の崖下にあった洞窟に祀られていた弁才天である。弁才天は弘法大師の作とも言われ、当洞窟付近はかつては金剛寺の領地内であった。なお松橋は当地の旧名で、弁才天は岩屋にあったことから岩屋弁天とも言われた。かつて当地に布陣した源頼朝が弁才天に太刀を奉納したと言われているが、太刀も弁天像も現在はないとされている。さらに弁天像を納めていた岩屋も、1975年頃に石神井川の護岸工事が行われた際に取り壊された。 当地付近は滝も多く、江戸時代から滝遊びや紅葉の見物さらに松橋弁天の参拝などで多くの人が来ていたと言われている。江戸市中でも松橋弁天の存在は良く知られており、現在でも松橋弁天への道標が区内に残されている。
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