東武蔵とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 東武蔵の意味・解説 

東武蔵

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/25 05:15 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

東 武蔵(あずま むさし、1893年1月29日 - 1970年2月9日)は、明治から昭和にかけての浪曲師である。本名は東常吉。

概説

埼玉県川越生まれ、東京育ち。8歳の時、宝集舎栄楽門下の文楽の養子となり、栄楽門下で栄馬、13歳で真打となり少年浪曲師として活躍、1911年(明治44年)19歳の時、巖谷小波の命名で東武蔵を名乗る。噛んで吐き出すような節調「武蔵節」と才気縦横でアドリブも自在な滑稽は、全くの独流であった。朝刊のニュースを夕方の寄席で演題に入れ喝采を浴びる。寄席読みできめ細かな芸風、演出は奇抜を極めた。のちに落語家の立川談志がこよなく愛し、その演芸選集にも登場する[1]

戦後ラジオの浪曲番組での審査員としても活躍、1955年(昭和30年)脳出血で倒れ闘病生活を続けた。 1970年(昭和45年)2月9日、脳梗塞のため千葉県千葉市の自宅にて死去。77歳[2]

弟子に若武蔵ほか。実の娘が女優の東恵美子

得意演目

  • 「磯打つ浪」
  • 「相馬大作」
  • 「高根嵐」
  • 「明石の夜嵐」

参考文献

脚注

  1. ^ 立川談志の「ゆめの寄席」CD全集 日本コロムビア 1999/6/19 10枚組 COCJ-30425(現在廃盤)
  2. ^ 訃報欄 東武蔵(本名 東常吉、浪曲師)『朝日新聞』1970年(昭和45年)2月10日 12版 15面



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「東武蔵」の関連用語

東武蔵のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



東武蔵のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの東武蔵 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS