東光寺 (北本市)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 東光寺 (北本市)の意味・解説 

東光寺 (北本市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/01 22:50 UTC 版)

東光寺
所在地 埼玉県北本市石戸宿3-119
位置 北緯36度0分23.0秒 東経139度30分46.0秒 / 北緯36.006389度 東経139.512778度 / 36.006389; 139.512778座標: 北緯36度0分23.0秒 東経139度30分46.0秒 / 北緯36.006389度 東経139.512778度 / 36.006389; 139.512778
山号 西亀山[1]
院号 無量院[1]
宗派 時宗
創建年 鎌倉時代初期
開基 源範頼
文化財 石戸蒲ザクラ(天然記念物)、板石塔婆(埼玉県指定有形文化財)、東光寺板石塔婆群(北本市指定文化財)
法人番号 4030005009823
東光寺
東光寺 (埼玉県)
テンプレートを表示

東光寺(とうこうじ)は、埼玉県北本市にある時宗寺院

歴史

大正12年頃の東光寺

鎌倉時代初期、源範頼の開基である。範頼は当地に配流されたが、配流中に娘の「亀御前」が没したため、亀御前の菩提を弔うための寺を創建した。これが当寺の起源である[2]

当寺には、日本五大桜の一つ「石戸蒲ザクラ」があることで知られている。「カバザクラ」という栽培品種の基になった木である。この木は範頼が植えたとされており、「桜(かばざくら)」とは範頼の別名「冠者」に由来する。1922年大正11年)、他の五大桜とともに国の天然記念物に指定された[3][2]

桜の他にも、板碑が多いことでも有名である。大正以前の絵には、石戸蒲ザクラの根元に多くの板碑が埋もれていたことが窺える。現在、これらの板碑の多くは収蔵庫に収納され、年1回桜の時期に公開される[2]

文化財

  • 石戸蒲ザクラ(天然記念物 大正11年10月12日指定)[4]
  • 板石塔婆(埼玉県指定有形文化財 昭和40年3月16日指定)[5]
  • 東光寺板石塔婆群(北本市指定文化財)[6]

交通アクセス

  • 路線バス石戸宿三丁目停留所より徒歩4分。

脚注

  1. ^ a b 新編武蔵風土記稿 石戸宿村.
  2. ^ a b c 花井泰子、花井敬、青木忠雄 著『さいたま寺社めぐり 夫婦で訪ねた四季の寺社76選』幹書房、1999年、68-69p
  3. ^ 蒲桜日本花の会「桜図鑑」
  4. ^ 石戸蒲ザクラ文化庁
  5. ^ 埼玉県文化財目録埼玉県、54p
  6. ^ 北本の文化財北本市

参考文献

  • 花井泰子、花井敬、青木忠雄 著『さいたま寺社めぐり 夫婦で訪ねた四季の寺社76選』幹書房、1999年
  • 「石戸宿村 阿彌陀堂」『新編武蔵風土記稿』 巻ノ151足立郡ノ17、内務省地理局、1884年6月。NDLJP:764000/3 



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  東光寺 (北本市)のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「東光寺 (北本市)」の関連用語

東光寺 (北本市)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



東光寺 (北本市)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの東光寺 (北本市) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS