李師師
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/27 08:09 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動略歴
開封の染匠の王寅の娘。母は難産のため死去し、父も早くに亡くし、養祖母の姓である李姓を称した。開封の名妓として知られ、崔念奴と共に最優秀な女性歌手として評価された。秦観・周邦彦らの詩人とことごとく知り合った。その後、趙元奴などと共に徽宗の寵姫となって、多くの財帛を賞賜された。反乱軍の首領の宋江も、徽宗から招安のため李師師に賄賂を贈った。瀛国夫人を授され、才人にいたった[1]。
欽宗が皇帝に即位すると、軍費のため李師師の財帛は全て没収された。靖康元年(1126年)、金軍が開封を陥落させた際、李師師は混乱により行方不明となった。変装して逃亡したと考えるのが通説であるが、自殺したあるいは出家したとも言われた。
参考文献
- 『靖康稗史箋證』
- 『三朝北盟会編』
- 『宣和遺事』
- 『青泥蓮花記』
小説
- 『水滸伝』
脚注
- ^ 明妃とも言われたが、可能性は低い(妓女の出身で子を産まなかった側室として、妃の称号は過分である)。
李師師
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「大水滸シリーズの登場人物」の記事における「李師師」の解説
(水滸伝)徽宗皇帝も通う妓館随一の花魁。帝の寵愛を受けると同時に、耳目として様々な情報を収集し、青蓮寺に提供し続けていた。真相は不明だが王安石、あるいは袁明の娘と思われ、優れた政治力と智謀を持ち袁明とも古くから交流があった。やがて李富第一の同志となり、青蓮寺の中核をなしていく。情報収集のため妓館にやって来た燕青とは、お互いの正体を知りつつも惹かれあうものがあった。
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