杉並区政
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/08 17:44 UTC 版)
前区長の山田宏による杉並区政の継承か、転換かが最大の争点になった2010年の杉並区長選挙では、「前区長が突然区政を投げ出し、後継者選びも密室で迷走した」と述べ、山田前区長を批判した。区長就任後、田中は山田区政の施策を「(1)継続性・妥当性に問題はないか」「(2)山田の国政転身のための話題作りではなかったか」「(3)極端なイデオロギーに根ざしたものでないか」の3点から検証し、必要であれば見直す考えを表明した。 減税基金条例の廃止 山田前区長が進めていた「将来は住民税をゼロにする」という杉並区減税基金条例について、田中は「減税で税収が増えるなら、どの自治体でもやっている。減税基金はリアリティーがない虚構である」などと主張し、積み立てを凍結した上で条例を廃止した。 多選自粛条例の廃止 山田前区長が制定を主導した多選自粛条例を廃止する条例案を2010年11月に区議会に提出し、賛成多数で可決された。 区立小中学校へのエアコン設置 山田前区長は区立小中学校へのエアコン設置を控えてきたが、田中は区長就任後、この方針を転換。全校の普通教室への設置を表明し、予算にそのための費用を計上した。
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