本朝水滸伝豪傑八百人一個とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 本朝水滸伝豪傑八百人一個の意味・解説 

本朝水滸伝豪傑八百人一個

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/08 14:01 UTC 版)

本朝水滸伝豪傑八百人一個
版画のシリーズ
成立日 1830 
題名 本朝水滸伝豪傑八百人一個 
派生元 水滸伝 
ジャンル 浮世絵錦絵武者絵 
作者 歌川国芳 
発行者 加賀屋吉兵衛 
本国 日本 
言語 日本語 
アクセス状態 一部自由 

本朝水滸伝豪傑八百人一個』(ほんちょうすいこでんごうけつはっぴゃくにんのひとり)は歌川国芳による浮世絵木版画の連作である。

概要

通俗水滸伝豪傑百八人之一個』が好評であったため、その版元加賀屋は今度は日本人の英雄が登場する『本朝水滸伝豪傑八百人一個』を出版した。古典の軍記物の登場人物だけでなく、当時人気の読本に登場する架空の人物をも取り上げるという新しい試みであった[1]。他にも『絵本更科草紙』や『自来也説話』などの登場人物も取り上げられている。[1]

作品

制作・刊行時期

天保元年(1830年)頃に始まり、天保七年(1836年)頃まで出版された[1]天保元年当時七輯まで出版され人気を集めていた曲亭馬琴の『南総里見八犬伝』に登場する八犬士[1]や、越前美濃飛騨の境穴間越の山中で山鮫魚を退治する「宮本無三四」[2]、激しい水の中で板ごと鮎を押し上げる「早川鮎之助」、羅生門で茨木童子の腕を切った「渡辺源二綱」など、個性的な登場人物揃いである。[3]

一覧

実際に出版された数は明らかではないが現在30図が確認されているとされ[1]、以下に24図を数えることができる。その中には二枚続の作品もある。並びは登場人物の五十音順である。

二枚続

関連項目

出典

  1. ^ a b c d e 岩切友里子 (2014年9月19日), “カラー版 国芳” (日本語), 岩波新書 (岩波書店): 35, ISBN 978-4-00-431506-3, OL 27170525M , Wikidata Q69389278
  2. ^ 岩切友里子 (2014年9月19日), “カラー版 国芳” (日本語), 岩波新書 (岩波書店): 38, ISBN 978-4-00-431506-3, OL 27170525M , Wikidata Q69389278
  3. ^ 府中市美術館, ed. (2015年3月15日) (日本語), 歌川国芳 - 奇と笑いの木版画, 東京美術, p. 19, ISBN 978-4-8087-1015-6 , Wikidata Q104154243


このページでは「ウィキペディア」から本朝水滸伝豪傑八百人一個を検索した結果を表示しています。
Weblioに収録されているすべての辞書から本朝水滸伝豪傑八百人一個を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
 全ての辞書から本朝水滸伝豪傑八百人一個 を検索

英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  本朝水滸伝豪傑八百人一個のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「本朝水滸伝豪傑八百人一個」の関連用語

本朝水滸伝豪傑八百人一個のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



本朝水滸伝豪傑八百人一個のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの本朝水滸伝豪傑八百人一個 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS