木谷禮子とは? わかりやすく解説

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小林禮子

(木谷禮子 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/29 06:58 UTC 版)

小林 禮子(こばやし れいこ、旧姓・木谷 1939年12月23日 - 1996年4月16日)は、日本棋院所属の囲碁女流棋士。神奈川県平塚市出身[1]、七段。父は木谷實九段、夫は小林光一名誉三冠、女流本因坊などを獲得した小林泉美六段は娘。

来歴

1939年木谷實の三女に生まれる[1]平塚市立花水小学校平塚市立浜岳中学校から神奈川県立平塚江南高等学校に進学[1]。父の木谷實の道場で大勢の弟子達に混じって腕を磨き、1956年に入段。木谷の子女の中では唯一のプロ入り。1961年三段に昇進[1]。1963年四段時に、女流選手権戦で伊藤友恵五段を破って初タイトル獲得、以後女流碁界のリーダー的存在として活躍。1964年に囲碁使節団の一員として渡米。1965年に訪中使節団に加わる[1]。1968年六段。1971年にはプロ十傑戦にファン投票で出場、岩田達明九段、高川秀格名誉本因坊を破って、女性では唯一となる8位入賞を果たした。1974年に木谷門下の小林光一と結婚[1]。間に一男一女をもうけ、子育てと夫の支援、木谷門下生の育成、プロアマ交流に労を注ぎ、木谷土曜会、仁風会、鳳凰戦などの運営に力を尽くした。

1996年4月12日に癌が進行し入院、4月16日死去。追贈七段。

タイトル歴

女流棋士タイトル獲得数ランキング
(2025年4月16日時点)
順位 獲得回数 棋士名
1位 27期 謝依旻七段*
2位 26期 藤沢里菜女流本因坊・扇興杯*
3位 16期 上野愛咲美女流名人・女流立葵杯*
4位 12期 青木喜久代八段*
4位タイ 12期 小林泉美六段*
6位 10期 杉内寿子八段*
6位タイ 10期 小林禮子七段
8位 9期 知念かおり六段*
9位 8期 伊藤友恵七段
10位 7期 本田幸子七段
10位タイ 7期 楠光子八段
・獲得回数には男女混合棋戦、参加資格限定棋戦も含む。
*は現役棋士。

家系

木谷實九段
 
 
 
 
小林禮子
女流名人
 
小林光一
名誉三冠
 
 
 
 
 
 
 
 
 
小林泉美
元女流二冠
 
張栩 元五冠
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
張心澄張心治
 

脚注

  1. ^ a b c d e f 江刺昭子・史の会編『時代を拓いた女たち かながわの131人』神奈川新聞社、2005年、120-121頁。ISBN 978-4-87645-358-0 

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