木村静子とは? わかりやすく解説

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木村靜子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/03 04:51 UTC 版)

木村 靜子(きむら しずこ、旧姓は桂[1]1927年 - )は、日本の法学者。専門は刑法成蹊大学名誉教授。指導教員は滝川幸辰。論文や基本書では「木村静子」と表記されることも多い。

人物・経歴

  • 1946年(昭和21年)に京都帝国大学が女子学生の入学を認めたことから、日本女子大学卒業と同時(1947年)に京都帝国大学に入学した。合格者250名中女性は木村と諏訪敏子の2名であった。
  • 司法修習終了時、裁判官志望だったものの、新任判事補の配属が予定されていなかった京都を勤務地として強く希望したことから、修習終了後すぐに裁判官になることができず、当初は京都家庭裁判所調査官の職に就いた。
  • 京都大学における初の女性助教授[2]であった。
  • 初の女性最高裁判所判事候補[3]だったものの、木村は最高裁判事就任を断った。
  • 夫は検察官

略歴

業績

  • 『法律学と私』(日本評論社、昭和42年)利谷信義乾昭三との共編。
  • 福田平大塚仁編『演習 刑法各論』(青林書院、昭和47年)
  • 『演習 刑法』(有斐閣、1983年)阿部純二板倉宏大谷實田宮裕西原春雄との共著。
  • 「刑法体系における故意の考察」京都大学法学部百周年記念論文集刊行委員会編『京都大学法学部創立百周年記念論文集 第二巻』(有斐閣、平成11年)
  • 『犯罪論集 犯罪構成と故意・過失』(世界思想社、2016年)
  • 『随想』(世界思想社、2016年)

脚注

  1. ^ 御厨貴編『園部逸夫オーラル・ヒストリー』(法律文化社、2013年)81頁。
  2. ^ 京都大学 大学文書だより 第7号”. 京都大学. 2025年4月5日閲覧。
  3. ^ 木村靜子『随想』(世界思想社、2016年)49頁。



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