木曽堆朱(木曽変り塗)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/30 14:25 UTC 版)
型置き漆の上に幾層もの色漆を塗り込み、研ぎ出しにより斑模様を表現する技法。 木地作り 下地作り-生漆に米粉、木粉を混入したもので目止めした後、地粉、錆土、漆を混ぜ合わせたものを繰り返し塗布する。 中塗り-乾燥後、研ぎを行い、刷毛で中塗漆を塗布する。 型置き-「たんぽ」を用い、精製蝋色漆を互い違いに型置きする。 色漆塗り-さまざまな種類の精製彩漆を、10数回塗りこむ。 研出し-砥石・砥炭で研ぎ続ける。 胴擦り-布に砥粉、油、炭粉の混合物を付け、胴擦りする。 摺漆(すりうるし)-生漆を綿に付け、摺漆を行う。 磨き-角粉で磨いて呂色塗りに仕上げる。
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