有機発光トランジスタ(OLET)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/10 05:36 UTC 版)
「有機電界効果トランジスタ」の記事における「有機発光トランジスタ(OLET)」の解説
OFET内部を電流が流れるのであれば、それを利用して発光デバイスが作れないかと考えるのは自然なことである。このようにして作成したデバイスは原理的には発光デバイスとスイッチング素子が一体化した構造を持つことになる。2003年、ドイツの研究グループによって初めて有機発光トランジスタ(OLET)が報告された。このデバイスはソースドレイン電極として櫛歯状の金電極を採用しており、活性層としてはテトラセンの多結晶薄膜を採用している。電子および正孔の両方がドレインおよびソースからそれぞれ注入されることで、電界発光を実現している。
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