月念仏講とじゃんがら念仏踊り
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/09/07 16:22 UTC 版)
「じゃんがら念仏踊り」の記事における「月念仏講とじゃんがら念仏踊り」の解説
かつて、いわき市内では部落ごとに念仏講(月念仏講)と呼ばれる地区の老人達の講組織があり、月毎に仏堂で鉦や太鼓を叩きながら念仏を称え、また葬式などに呼ばれ回向のための念仏や、更には雨乞いの念仏なども行ってもいた。 仏堂等の座敷での「座り念仏」の他、野外での「立念仏」と呼ばれる念仏踊りも行われ、その立念仏が現在のじゃんがら念仏踊りの「念仏」(太鼓に合わせた手踊り)に似ていると云われ、じゃんがら念仏踊りが月念仏講から派生したとする言伝えの根拠とされている。 この点について、いわき市好間町成沢地区に伝わる古鉦には「昼ハ念仏者持 夜ハ若者持」と記載され、 また『小川江筋由緒書』によれば、澤村勘兵衛の一周忌に集まった老若男女が澤村への報恩と菩提のため、毎月念仏興行を行うことを約束、これが当国念仏講の起源であるとの記述があり、老人達の月念仏講と若衆のじゃんがら念仏踊りが昔から並行して催されてきたと考えることもできる。
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