晋山とは? わかりやすく解説

しん‐ざん【×晋山】

読み方:しんざん

《「晋」は進む、「山」は寺の意》僧侶新たに一寺住職となること。「—式」


晋山

読み方:シンザン(shinzan)

僧侶初め正式に一寺住職となること


しんざん 【晋山】

仏教用語。晋は進むで、新し住職が寺(山)に入ることをいう。その式を晋山式という。→ 山号

晋山式

(晋山 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/28 13:52 UTC 版)

曹洞宗の晋山式(2016年11月13日撮影)

晋山式(しんさんしき、しんざんしき)とは、寺院に新たに住職任命(新命)を受けた僧侶が、住職として入寺(晋山)する儀式のことである[1][2]

概要

晋は「進む」、山は「寺」を指す[2][3]。新たな住持人(住持または住職に同じ)として、寺に入ること[2][3]。なお、浄土宗では「しんざんしき」、曹洞宗では「しんさんしき」と読む。

全ての宗派が晋山式を行うとは限らず、宗派によって異なる(次節参照)。

また、住職の退任式は「退董式」と言う。

各宗派の状況

脚注

  1. ^ 西城宗隆 (2018年9月17日). “晋山式”. WEB版新纂浄土宗大辞典. 浄土宗. 2021年2月24日閲覧。
  2. ^ a b c 晋山式”. 曹洞禅ネット. 曹洞宗. 2021年2月24日閲覧。
  3. ^ a b 晋山式”. 浄土宗. 2021年2月24日閲覧。

関連文献

  • 曹洞宗務局編『曹洞宗務局普達全書』「甲事十四号 能本山貫首晋山式礼ノ事」(曹洞宗務局文書課、明治34年、国立国会図書館蔵書、2016年9月1日閲覧)
  • 六大新報社『六大新報』「晋山式次第」(六大新報社、1960年7月)
  • 曹洞興禅会編『晋山結制法要便覧』(青山社、2002年)
  • 禅学大辞典編纂所編『新版 禅学大辞典』(p.611、大修館書店、2003年)
  • 下泉全暁著『真言宗晋山式次第』(青山社、2010年)

外部リンク




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