春に (シューベルト)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/07 16:37 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動『春に』(はるに、Im Frühling)作品101-1、D882は、フランツ・シューベルトが1826年に作曲した歌曲。エルンスト・シュルツェの詩による。
概要
- シュルツェの詩は、春になって過ぎ去った恋を懐かしく回想する作品で、夏の終わりまで過ぎ去った恋のことを懐かしく歌っていよう、という思いを、春の自然に託して詠みあげている。
- シューベルトは、これにお得意の変奏有節歌曲(有節歌曲であるが、各節の繰り返しが様々に変奏されているもの)をつけた。
- 音楽はト長調、過ぎ去った恋を懐かしむように穏やかに始まり、春の自然から思い出される恋の思い出を語るにつれて様々に変化し、心の痛みを思い出すに至って短調に転調するものの、最後は「夏の終わりが来るまで、歌い続けよう」と静かに終わる。
原詩全文
Im Frühling
-
- Ernst Schulze
Still sitz' ich an des Hügels hang,
der Himmel ist so klar,
das Lüftchen spielt in grünen Tal,
wo ich beim ersten Frühlingsstrahl
einst, ach, so Glücklich war,
wo ich an ihrer Seite ging
so traulich und so nah'.
Und tief im dunkeln Felsenquell
den schönen Himmel blau und hell,
und sie im Himmel sah.
Sieh', wie der bunte Frühling schon
aus Knosp' und Blüte blickt!
Nicht alle Blüten sind mir gleich,
am liebsten pflückt' ich von dem Zweig,
von welchem sie gepflückt.
Denn alles ist wie damals noch,
die Blumen, das Gefild,
die Sonne scheint nicht minder hell,
nicht minder freundlich schwimmtim Quell
das blaue Himmelsbild.
Es wandeln nur sich Will' und Wahn,
es wechseln Lust und Streit,
vorüber flieht der Liebe Glück,
und nur die Liebe bleibt zurück,
die Lieb' und ach, das Leid!
O wär ich doch ein Vöglein nur
dort an dem Wiesenhang,
dann blieb' ich auf den Zweigen hier,
und säng' ein süßes Lied von ihr
den ganzen Sommer lang.
外部リンク
- 春にの楽譜 - 国際楽譜ライブラリープロジェクト
「春に (シューベルト)」の例文・使い方・用例・文例
- 春になると木々は芽を出し始める
- 春には数え切れないほどの花が野原全体を覆った
- 毎年春にその川は氾濫して畑を水浸しにする
- リンゴの木は春に花が咲く
- 春になって空が青々としている
- 春には日が長くなる
- 春には花がこぞって咲く
- 1971年の春に
- 春になると多くの花が芽を出し始める
- 春には多くの人が列車で旅をします
- 彼が今春に実施設計と既存施設の解体工事に着手する
- 箱根関所の復元工事がいよいよ今年の春に完成します
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- アメリカでは学校は春に始まりますか?
- 闘病15年目の春に彼女は死んだ。
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- 春には満開の桜を見ることができます。
- 来春に出版予定の本
- ここは春になるときれいな桜が咲き、秋になると美しい紅葉が見れます。
- ここは春になると綺麗な梅が咲き、秋になると美しい紅葉が見れます。
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