星表番号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/25 07:42 UTC 版)
掃天星表番号は現在も使われており、上記四つの掃天星表がそれぞれ番号の前につける頭文字を持っている。ボン掃天星表と改訂南天版の場合は頭につける略号をBDとしている。コルドバ掃天星表、ケープ写真掃天星表は両方CDであり、それぞれCoD、CPと略す。しかし、コルドバ星表をCD、ケープ星表をCPDと表すことが多い。 これらの番号はシリウスを例に挙げるとBD-16 1591のようになっており、この場合はBDが掃天星表の略号であり、-16は赤緯を表し、1591が番号になっている。 これらをまとめて区別せずに『Durchmusterung』から来ているDMの略号をつけることもある。しかし、掃天星表の3つの星表のうち複数に重複して恒星が乗っているものもあるため、混乱をまねく可能性がある。 天文学者はスペクトルの記載のあるHD星表を好んで使用するが、古いが記載されている星が膨大な掃天星表はHR星表にない星を記載しており、このような場合掃天星表が使用される。しかし、多くの星表では掃天星表との相互参照に、複数の掃天星表に重複して記載のある恒星について、どの掃天星表との参照なのかが指定されていないこともしばしばである。
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