明治大正期の香具師たち
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/10 01:43 UTC 版)
1895年(明治28年)頃、上津具村の古瀬金兵衛は金鉱脈の露頭を発見した。1896年(明治29年)には採掘に着手し、資産家である桝屋の佐々木某の協力を得たが、古瀬は鉱山経営や採掘技術に不慣れだったため、わずか数年で閉山となった。古瀬は山梨県の事業家である安田光房に鉱山を売却したが、安田も資金力不足によって採掘を断念した。安田は東京都の医師である町田英之助に売却し、町田は弟の町田正之助に経営を任せたが、結局はとん挫して終わった。1917年(大正6年)には東京都の人芝某が経営を進めたが、第一次世界大戦後の混乱期にあって休山した。
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