昆虫以外の節足動物の変態
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/14 00:19 UTC 版)
多くの節足動物では、成長の過程で体節や付属肢が増加する。 多足類では体節と付属肢が増加するものと増加しないものとがいる。増加する様式を増節変態(または改形変態)、増加しない様式を整形変態と呼ぶ。唇脚綱では変態様式によって分類される場合がある(改形類と整形類)。 クモ綱ではダニ類が3対から4対へと付属肢を増加させるが、大部分のものは変態しない。 甲殻類では、分類群によって様々であるが、基本的にははじめにノープリウス幼生を生じる。この幼生は2対の触角と大顎のみを持つ。成長によって次第に体節と付属肢を増やし、それにつれて体型も変化する。分類群、成長段階によって様々な名を付けられている。ノープリウス幼生をとばして、より発達した段階で孵化するものもある。孵化時にすでに成体と同じ姿となる、直接発生を行うものもある。特に、ザリガニやサワガニ、ワラジムシなど、淡水や陸生のものに直接発生を行うものが多い。
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