早川の企業再建方針
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/27 00:36 UTC 版)
従業員のやる気を如何に引き出すかが重要であるとの持論を持ち、企業が経営破綻したのは従業員が働き難い環境に陥っているからだと考えていた。 興人の再建にあたっても全従業員に経営破綻の原因を分析させ、部下・特に中間管理職が経営陣に意見具申できず、結果として経営陣の暴走を許してしまったことが経営破綻を招いたと結論づけている。 従業員のやる気さえあれば如何なる思想信条も許容し、「働いてもらえさえすれば共産党でも大本教でも構わない」とまで言っている。 また、早川は企業再建に取り組みはするが、再建が完了すると経営から手を引く潔さもあった。こうした早川の経営姿勢は同じ企業再建の名手とも言われた坪内寿夫、大山梅雄とは一種好対照を示すものであり、坪内の様なワンマン的経営姿勢に対しては早川は批判的だった。
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