日本老年医学会とは? わかりやすく解説

にほん‐ろうねんいがくかい〔‐ラウネンイガククワイ〕【日本老年医学会】

読み方:にほんろうねんいがくかい

老年医学に関する研究振興知識普及などを行う学術団体老年病専門医育成認定を行う。一般社団法人昭和34年1959発足


日本老年医学会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/03 05:52 UTC 版)

日本老年医学会
正式名称 一般社団法人日本老年医学会
英文名称 THE JAPAN GERIATRICS SOCIETY
種類 学会
法人番号 6010005004493
本社所在地 東京都文京区湯島4-2-1杏林ビル内
外部リンク 一般社団法人日本老年医学会
Twitter 日本老年医学会 (@JGS_rounen) - X(旧Twitter)
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一般社団法人日本老年医学会(にほんろうねんいがくかい、英文名 THE JAPAN GERIATRICS SOCIETY)は、老年医学に関する知識の普及、進歩を図る目的で設立された学会(会員数約6,300名[1]。元文部科学省所管。

概要

1959年に任意団体として日本老年医学会が発足し、1995年、文部省(現 文部科学省)の設立許可により社団法人日本老年医学会となった[1]。事務局は、東京都文京区湯島4-2-1杏林ビル内に置いている。

2001年に初めて「立場表明」を公表し[2]、2012年には治療の不開始・中止やQOL重視を盛り込んだ改訂を行った[3]。2025年版では「人生の最終段階」の定義を明確に示し、年齢や疾患にかかわらず、すべての人が尊厳を保ちながら最善の医療とケアを受ける権利を有するとして、緩和ケアのさらなる推進を提唱した。がん以外の慢性疾患や認知症にも緩和ケアの視点を広げ、本人の満足や意向(非言語的な表出も含む)を尊重した意思決定支援のあり方や、救急医療との連携強化など、全人的なケア体制を求める内容が盛り込まれている[4][5][6]

機関誌

  • 『日本老年医学会雑誌』(略記:日老医誌)

Nippon Ronen Igakkai Zasshi.Japanese Journal of Geriatrics(略記:Nippon Ronen Igakkai Zasshi) 隔月発行

加盟団体

脚注

  1. ^ a b 日本老年医学会とは
  2. ^ 「高齢者の終末期の医療およびケア」に関する日本老年医学会の「立場表明」” (PDF). 日本老年医学会 (2001年6月13日). 2025年8月3日閲覧。
  3. ^ 「高齢者の終末期の医療およびケア」に関する日本老年医学会の「立場表明」2012” (PDF). 日本老年医学会 (2012年1月18日). 2025年8月3日閲覧。
  4. ^ 病気問わず緩和ケア推進を 人生の最終段階、学会見解”. 沖縄タイムス(共同通信) (2025年6月27日). 2025年8月3日閲覧。
  5. ^ 「終末期」を「人生の最終段階」へ変更、その定義とは/日本老年医学会”. ケアネット (2025年7月7日). 2025年8月3日閲覧。
  6. ^ 高齢者の人生の最終段階における医療・ケアに関する立場表明2025”. 日本老年医学会 (2025年6月27日). 2025年8月3日閲覧。

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